http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090905-00000019-spnavi-socc

とりあえず、まぁよくやった!というのが妥当な評価でしょうか。
コーナーキックから1点目を取られるまでの日本代表のコンテンツは感動的なくらい素晴らしかった。しかし、あれだけの完璧サッカーを展開してもオランダからゴールを割れないというのが、今の日本と世界との差ですかね。

やっぱりフィジカルで絶対に勝てないので、攻撃の最終的な目標は多少強引にでもサイドからのクロスをイメージしないとならないですね。この試合だとサイドからの仕掛けがやはり少なすぎました。中村と長友がそれぞれ1チャレンジしたくらいでしょうか。まぁちょっとフォーメーション的な問題もあって、基本的にサイドを飛び出す選手がサイドバックしかいないというのも原因でしょうが。

日本の守備としてはあれが限界でしょうかね。どうしてもフィジカルテクニックで勝てないので、全員が完璧に守備出来なくなると破綻します。これは根本的な問題なので解決は出来ないですが、DFが破綻した時のための何かしら応急策がないと厳しいかもしれません。特にW杯本戦はタイトなスケジュールで絶対負けられない全力の試合を戦っていかなければならないので、今日みたいに日本代表の足が止まってしまうことは十分考えられます。


今日の注目選手はなんといっても本田でした。オランダリーグ開幕4試合連続ゴールと絶好調なので。本田のプレーは日本代表で何度かしか見たことないですが、そこでの内容を見る限りだとW杯代表に残るのは厳しいかな、という感じですね。やっぱり守備意識に問題を抱えています。追い込み守備への参加が不十分、自分のゾーンのボールホルダーへ全力でチェックにいかない等。前述の通り、日本代表は全員が完璧な守備をするところがスタートラインなので、本田が入るのはかなりリスキーです。じゃあ攻撃でそれを補うだけの実行力があるかというと、全くない。全力フリーランニングは皆無、無駄なボールキープ、パス&ゴーが出来ない等。日本のW中村のプレーを参考にして頂き、出来ればW杯で日本の重要な攻撃のオプションとして使えるくらいになってほしいものです。攻撃について、得意の形でボールを持てばすごいプレーをするのはリーグの活躍を見れば分かります。でもオランダリーグよりレベルの高い国際Aマッチを戦っていく上で、また、日本と相手との力の差を考えればそういう形でもらえることはほとんどない。全員が、誰かが良い形でボールを持つための動きをすることが求められます。ただ、中村俊だってそれが出来るようになったのはセルティックに行ってからでした(日韓W杯の時は、ここに書いた本田と同じ理由で落とされました)。なので、本田の発言からはそれなりに考えてやってることが分かりますし、今後変わっていくことは期待できます。

相変わらずW中村のプレーはすごいですね。この2人は絶対外せない選手です。

 
 
以下、フォーメーション考察。
今の3トップ気味のフォーメーションだとサイドに絡めるのは基本的にはウイングの位置の人(今日だと岡崎と中村俊)とサイドバックです。でも実際には日本代表のやり方はウイングの人にウイングの働きを求めてなく、ポジションチェンジを繰り替えして中央のゾーンでプレーすることが多いです。したがってサイドバック1枚でサイドのスペースを使うことが多いのですが、サイドバックが上がるには時間もかかりますし、ドリブルで一人抜かないとクロスが上げられない、という状況になります。
なのでやっぱり4-4-2が攻撃としては理想形なんじゃないかなーって思います。4-4-2だと基本的にサイドのスペースを3人(フォワード、オフェンシブハーフ、サイドバック)で見ることが出来るので、センタリングは上げやすいと思います。
ただし、4-4-2の攻撃ではセンターハーフのオーバーラップが必須なのでカウンター受けやすいというリスクがあるので、どちらをとるか、という話になります。でも今の日本代表の守備意識なら、十分4-4-2でも守れるんじゃないかと思います。

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